Anti-Gを使ってみた(mixi日記転載)

(mixiの日記からフライト関連を転載しています)

夏にやたらと積雲が発生したり、mnさんからスペインでの吸い上げの話を聞いている時に、「思ったより高くない」と購入したAnti-G。先日朝霧で初めて試しに使ってみたので、自分用にメモしておきます。

<装着>
軽量緊パラのように、カラビナ間に吊るすのだけれど、フロントコンテナの上に載ってしまって邪魔。コンテナと体の間に押し込めるが、収まりが悪い。緊パラのように収納にそれほど気をつける必要がないので、他の方法を工夫してもいいかも(使い方にあった袋に入れて、片側のカラビナにぶら下げるとか)。

<放出>
最初投げた状態では潰れたままだったが、コードを2~3回引くと開いた。多少後ろに引かれる感覚があるが、スパイラル前に目視確認は必要。

<スパイラル>
初めてだったのでおっかなびっくりで導入。Anti-Gは内翼側のカラビナに付けるのだが、スパイラルに入ると体の真後ろではなく、回転中心寄りに移動する。最初曲げたヒジの内側にコードを入れていたが、これではヒジが浮き上がるため、外側にコードを持ってきて再導入。通常とはスピード感覚が異なるので、何回か練習して慣れが必要。今回は余り高度がなく、あまり実感がないまま終了。

<収納>
最初にコード中間のトグルを引いて潰すのだけれど、それは問題なし(トグルの位置は少し長め)。とりあえず、という感じで袋ではなく、(ポッドハーネスで)体の前にまとめて押し込んでしまったけれど、そのままランディング出来た。収納時、しばらくは(少なくとも)片手がふさがるので、ある程度余裕が必要。

収納の工夫+コントロールに慣れるのに後2回ぐらい必要そう。

使い方だけど、頻繁に使ったり頼ったりするものではなく、スパイラルで下降する時のアシストとして、緊急避難的に使うのがよさそう(例えば、翼端折り&アクセルで雲から逃げられるケースならばその方がベター)。自分としては、年に2~3回は練習しておいて、後は危険性が予測される時(夏・海外とか)に、保険の意味で持って行こうかと考えています。