TALA試乗記(mixi日記転載)

(mixiの日記からフライト関連を転載しています)

今乗っているM4のフライト時間が220時間なので、今シーズン(春)が終わったら買い換える予定。現在候補としては3つあって、
デルタ2(D2)/EN-C:何回か試乗して、M4と変わらない感覚で乗れるのを確認済み。
M6/EN-D:来たら試乗はする予定。ただかなりコンペ機寄りになっているようで、クロカンメインで「M4同等」を求めている自分にはちょっと合わないかも。
で、もう一つがBGD/TALA/EN-C。今回、TKさんのおかげで試乗できました。ML(90-112kg)に対して、装備重量約100kgでのフライト。先に1本、M4で久しぶりの朝霧稜線フライトの後、だいぶ空いてきた2本目(12時過ぎ)に上に上がる。

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2013/11/14-1

まずは広げてみる。インテーク半円だが、シャークノーズと比べると大きく見える。バテンはM4/D2より少し短め?翼端はクローズの部分はバテンなし。セル数が少なく、インテークが大きく、ラインが(被覆なしだが)太めなので、一見初級機にも見える。テイクオフはさすがEN-C!前に走らず、頭上に止まって楽々テイクオフ。

しばらく前山をウネウネしながらターンの感覚を確かめてみる。M4/D2はしっかり体重を入れると機体がダイレクトに対応する感じだったけど、TALAは体重を入れてきっかけを作ると、一拍して切れ込んでくる感じ。ただ体重を入れればその分だけ深く切れ込んで行くので小さいターンもOK。機体と自分の呼吸が合えば、流れるように動かせる、かも。
だいぶ慣れてきた所で、タイミングよくTKさんが強めのサーマルを引っ掛けてくれたので合流して、思い切って強めに回して前山脱出。楽しい~

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2013/11/14-2

天子に向かいながらアクセルを踏んでみると、やっぱり最近のグライダーらしく挙動は変わらない。スピードは感覚的だけれど、M4からそれほど遅くなった感じがしない。D2より少し早いかも?今日の稜線は時々突き上げるようなサーマルグッド(上向き矢印)があったのだけれど、TALAの場合は機体がやわらかく、一瞬機体が粘ってくれているようで余り怖くない。シンク帯でも落ちにくく、多分浮きはD2と同等かな?

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2013/11/14-3

天子からの帰りに翼端折りをして見る。一気にガッツリ折れて、引き具合で大きさが変わる、ということはない。回復は折れが大きいので多少ラインが引っかかるが、シェイクすれば普通に回復してくれる。個人的には回復しやすさは M4>TALA>D2だと思う。

ランディング上空に戻ってローリング&ピッチング、前述の挙動を分かっていればスムーズにこなせる。少し強めに引いて、スパイラルに入るかな?と見ていたけど、下を向きにくいのはM4/D2と同じような特性。っと書き忘れていたけど、かなり引いても機体が粘る。落ちないので苦労したけど、ランディングは余裕。

結論としては、性能の面ではD2とTALA、大きな違いはないと思う。ただ乗り味は全然違う。感覚的にはM4/D2は固く、TALAは柔らかい感じ(というより、TALAに乗って初めて「オゾンって固いんだな~」と気がついた。)。これは良い悪いではなく好みの問題なので、乗って気に入った方にすればいいと思う。
で、自分は乗ってて楽しくなってしまったTALA、非常に気に入りました。M6はどうなんだろう?