2012年10月13日 ダイラボウXC(mixi日記転載)

(mixiの日記からフライト関連を転載しています)

0月13-14日、ダイラボウでのXCフライトに塾長含む塾メンバーで多数参加しました。
まずは、来るたびに立派になっていくエリアの管理者さん一緒に飛んでくれた皆さん、ありがとうございました。

Hogmap:No.13687

自分のこれまでの(国内)XC記録は、大山からの40km。今回、ルートの前半でほぼ同じ所を通ることが予想されたので、目標は「前回以上」。それとは別に、①昨シーズンは(朝霧)天子の南をよく飛んで、天子湖O&Rも経験済み ②朝霧→河口湖がやりたくて、せきねっちさん・タンコテさんにいろいろ話を聞いていた。と今回(心の)準備はそれなり。
 唯一心配だったのがスタート直後、ダイラボウから4~5キロ北上して高圧線を越えた尾根に取り付く部分だったのだけれど、テイクオフから歩いて覗いてみたら+500m位で何とかなりそう&取り付く先はサーマル雲バンバン、でがぜんやる気UP。

最初に出たJNさんが上げだしたので10:18テイクオフ。すぐにサーマルに乗って北よりに上げ切れたので、1200mで北に離脱。そのまま大山→大棚山→ゴジラの背と順調に行って調子に乗ってしまい、上げきれないまま安倍川の谷渡り、これはまずかった。

ほぼ無風だったので「対岸は海風ベースの南西に違いない」と枝尾根の南側に取っ付いたが(後でログを見ると)北西風、ジリジリと下がるのみ。「このまま梅が島か」とあきらめかけた800mで西斜面の吹き上げを捕まえてリッジっぽい飛びで、ようやく復活。何とかフォッサマグナの尾根に上がった時は、塾長たちの先頭集団は数キロ北側に高く上がっていた。

f:id:yyamada2020:20210705063439j:plain

2012/10/13-1

朝霧ハイウェーのように要所要所でガツンと上がるので先を急ぎ、先頭集団が富士川の谷渡りをするのを見ながら今度はしっかり2250mまで上げて後を追う。天子湖の西側でKTさんが上げている上にかぶせて1400m、もう白糸にはたどり着くだろう。

ここでだいぶ気が楽になったまま天子尾根南の上げポイントで再び上げなおして天子、順調に高度を稼ぎながら一旦リラックス。「精進湖は下ろすとこないよー」と脅かされていたが、とりあえず「行ける所までは行きます」と無線で連絡して北を目指す。

ところがゲンコツで上げながら本栖湖を見てみると、秋の始まりのせいか水量が少なく、結構下ろすところはありそう・本栖湖を渡ったところで先行するmnさんを発見、だいぶ低くなっているな~ →自分も低くなりました。本日2度目の大ピンチ。

f:id:yyamada2020:20210705063603j:plain

2012/10/13-2

河口湖に続く主稜線からこぼれて枝尾根の先端へ、ここでKTさんと合流。「なんだか丹沢でも同じようなことあったなー」ボコボコした所での探りながらの飛びでも、2機だと心強い。何とか主稜線上に這い上がると、西風に乗ってグングン上昇、キープハイのまま河口湖エリア上空に到達。

しかし太陽は徐々に低くなり、サーマルも力強さがなくなっている気がする。三つ峠にはサーマル雲がかかっているが、中腹には高圧線が・・・ここで初めてKTさんに「どうする?」と聞いてみると、「こんだけ高いからもう少し行ってみたいなー」との返事。これで踏ん切りがついて渡りだすと、幸い高圧線付近から再び上昇が始まり、三つ峠上空で本日最高の2400m到達、先も見えてこの先はファイナルグライド、とはっきりした。

f:id:yyamada2020:20210705063702j:plain

2012/10/13-3

この後、ランディングは気になるものの、今回のフライトの中で一番のんびりした時間が続いた。大月の先でKTさんがランディング、さすがにM4のおかげで高度差がついたので、さらに伸ばしていく。と、真下に降りたmnさんから無線が入る。先は上野原周辺の住宅密集地帯から小仏峠が見え、下ろす所にも苦労しそう、と降りていったら、最後に風に流されて段差に激突ランディング衝撃。幸い怪我はなかったが、やっぱり相当体力/精神的に疲れていたみたい。正直無理して先に突っ込んだらどうなっていたことやら、とゾッとすると共に、声をかけてくれたmnさんに感謝。

<気付き>
1)レースでもXCでも、自分にとって最大のネックとなるのは「スタックすること」。タイミング、状況判断がなにより大事。
2)1)とも関係して、Hogmapで並べて飛ばせるとメチャメチャ楽しかった~ じゃなくて、当然気付くべき距離でも他機が目に入っていなかったことが多い。
3) これまで長めに飛んでも3~4時間で、その中なら自分が疲れてきても気付く、という自信はあったのだけれど、今回は気付いたら5時間飛んでいて(@河口湖)、最後は自分の疲れにも気が付かなかった。ここの所は安全フライトのためにももっと意識する必要あり。

今シーズン最初のクロカンで、いきなり自己記録更新は中々幸先がいい。今度はNASAでも遠くに行ければ・・・