2021,11/13 パラ 丹沢 タイミングも含めたコンディションの読み

直前まで足尾の月例会に参加する予定だったけど西絡みの風でキャンセル。好コンディションが予想される丹沢に行く。フライトプランは松田からの秦野一周だったが、NKさんの「矢倉に行こうよ」との誘いもあり一応矢倉に変更。この日は松田フライヤーも多く、XContestで比較しながら振り返りたい。

11:20にテイクオフ、緩やかに上がって1500m。ここでは南/東成分はあまり感じられず、トップアウト時の裏風もないので北西風でもない真西の風と判断。ただ花立/鍋割の雲はまだ少なく、一旦大山に行き1800mまで上げる。大山から善波峠方向に雲が出来ていたので今日は東周りか?と一旦南に進むが、松田方向を観察すると接地逆転層がしっかり見え、グランドはまだまだだな、と判断して菜の花台経由で戻る。やっぱり西風強し。

  • この判断は正しかった。この日早めに松田を出たフライヤーは大体1000m前後で発射しており、三角山より北で上げて丹沢に取りついている。
  • ただしこの時点で丹沢に松田フライヤーがそれなりに来ているが、全く気が付かなかった。観察力不足。思うに自分の高さとその下だけ見て、高い方向を見ていないせいもある。

三の塔で再び1500mで西に向かい、この時点で1500mに緩い逆転層と判断、花立・鍋割の強いサーマルで上げきる作戦。狙い通り鍋割で2000m。平野方向は相変わらずほとんどブルーだが、秦野丘陵の東端に一つ雲が出来たので下層の東南風が入っていると判断。北フォローに乗って南に進むが、柳川あたりでは強い西風。矢倉行っても吹きおろし、と判断し、当初の狙いの秦野盆地一周に切り替え、松田手前で東に向きを変える。今度も西風フォローで早いが、サーマルは全く当たらず。南が丘団地で500m、ここでようやく南風?しかし上がらず、秦野インターを少し超えたあたりでLD。

LDが13時ごろ、そこからバスと歩きで1時間程かけて丹沢LDに戻ると、かなりしっかりとした東風が入っていた。なので鍋割出発を30分~1時間程度遅らせれば、渋沢丘陵のどこかでコンバージェンスに当たって上げ返せた可能性が高い。その日、だけでなく時間経過に伴うコンディションの変化の読みが大事。今回は悔しい思いをしたけれど、丹沢はやっぱり奥が深くて面白い。他の丹沢フライヤーは最初の大山から南に出て行ったパターンが多く、やっぱり上がらずに秦野~渋沢付近にLD。

  • 自分の後で大山行ったフライヤーは1500mトップが多い。また最近松田フライヤーはさらに北東、仏果山(ほぼ宮ケ瀬)まで飛んでいくが、早い時間帯が良コンディション・遅くなると南が強くなることを考えると、丹沢フライヤーの方がチャレンジしやすいと思う。ただし問題は帰り、仏果山は大山と同じぐらいに上がるらしいがその南はそれほど上がらない(でっかい石切り場はあるのだが)、その状態で大山に谷渡りしなければならず、この谷はあまり降ろせない。もう一度偵察に行った方が良いかも。

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2021/11/13 丹沢