2021, 5/3 パラ 朝霧 久しぶりの西ハイウェイ

5/1 足尾、メインテイクまで行くが東強風で飛ばず、久しぶりに担ぎ上げ。

朝霧西ハイウェイとは、朝霧のメイン稜線から西側、富士川沿いに伸びる稜線を勝手にそう呼んでいる。低くなってしまうとメイン稜線には戻れないのでXCに近い。これまで3~4回チャレンジして失敗して降ったのが1回、後は無事に戻れている。

万が一降った場合は回収が必要なので、今回も行けそうだと思った前日にFBでつぶやいて、テイクでも声をかけると思ったより一緒に行く人が多そう。朝からサーマル良好、10:30にテイクオフ、あっという間に2000mオーバー。いつものように天子まで行きつつ状況を観察するが、2000m位までは南風も入っていて問題なし、サーマルも良好。西稜線上にはまだ雲が出来ていないが、三尾根付近で2400mまで上げて突っ込む。

移ってみると自分の他に3機もいて心強い。おまけにサーマルも豊富でほとんど下がらない。2000mを越えると北風だが、南に移動するにはむしろ好都合、と全く苦労せず思親山へ。ここでも2400まで上がったのでもう一つ南へ、白水山にできかけていた雲で一上げして桜峠へ。いつもの大倉ダム横では上がらなかったが天子への尾根で上げてだいぶ厚くなってきた雲底へ。ここから先はトライアングルを考えながら毛無に行くが、下層の南風がかなり強くなってきたので北にはいかず。上げきってから今度は東に向かうが、上げは良いが西風強め。できるだけ南に寄って、余裕があるうちに戻ってLD。XContestでは37km、かなり狙い通りのフライトが出来て満足。この日は結局7~8人がチャレンジして全員帰還、めでたしめでたし。

  • いわゆる冬型の朝霧バンバン状態は、意外と西ハイウェイ向きではない。これは地形の関係で、南が広く開いていて北が稜線で閉じている朝霧側は南風が入りやすいが、南が閉じていて北が甲府盆地に開けている富士川は北風が入りやすいので、バンバンの朝霧から西に移ったら低くなっても北風のまま、になってしまうから。
  • なので思親山には南絡みの風が入っていて欲しいが、強すぎても戻りにくくなるのでコンディションとタイミングが重要。
  • 基本的な戦略としては今日のように、まず天子位まで偵察しつつ風、サーマル、大倉の雲、西稜線の雲などを見ながら判断。行けそうだったら戻って鉄塔、あるいは二尾根、三尾根で上げて西富士西のピークから伸びている稜線の肩にとりつく。三石山付近は風がぶつかるのでサーマルがあればきっちり上げる。その後は稜線上キープしつつ思親山へ。思親山で1400mは上げたい。そこで南風と高さを見ながら大倉ダムのサーマルポイント、あるいは天子南に移る。
  • 天子湖は降りられるらしいが、電波が通じにくく回収が大変。低くなったら素直に富士川に降りて、富士宮まで自力で帰還、回収がベター。富士川は河原の石は大きいが降りる場所は豊富で、XC行く人であれば余裕。

大分セオリーが確立してきたので、次は少し違うこともしたい。天子側からとりついて北に行くとか?

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2021/5/3 朝霧西稜線