「四百字十一枚」/アカイワでアウト&リターン(mixi日記転載)

(mixiの日記からフライト関連を転載しています)

坪内祐三氏著「四百字十一枚」(みすず書房)読了。<概要>書店・新刊・古本について、様々なジャンルからの評論。そのスタイルも日記風、回顧風など様々。

「雑読系」と同様にバラエティに富んでいるが、決してごった煮のような印象は受けない。文体が洗練されていて、全体として非常に心地よい。実はこの中で述べられている様々なこと(人物とか、作品など)はその8割以上が未知の物なのだが、それが決して苦痛/退屈にはならない。五年、十年経っても折々に開いて、新たに得るであろう知識とのリンクを確かめたい・・・と思わせる作品。


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今週も冬型っぽくて弓立はダメそう・・・ということでいつもの3人組(RMさん、Sさん)でアカイワへ。しかし着いてみたら雲も多くて風も東主流、で結局1本目は普通にぶっ飛び。TOに戻るも相変わらずぱっとしない状況のまま待っていたら、吹き流しが時々西向きに。このままじゃ飛べなくなるかも?と焦ってテイクオフ(今回も危なっかしかった・・・反省)。

まずは隣のTO前を抜け、谷間に抜けたあたりでしっかりしたサーマルにヒット。そのままトップアウトするも、風が正面(南)からではないので気を使う。稜線を越さないように、谷間に入らないように、前に出た所で当たったらソレっとばかりにセンタリング、を繰り返して500mオーバー。相変わらず機体の数は少ない。

朝からのテンションのまま、「当たらなかったら降りればいーや」と前に出していったら、無欲が良かったのか緩やかにサーマルに入っていく。山からは十分に離れているので丁寧に回すことだけに専念できる。しかし調子よく700mを越えたあたりで不安感が・・・
「自分みたいな奴が上げているのに、誰も来ないなんておかしいんじゃない?今までサーマルだと思ってたけど、雲の吸い上げだし。結構厚くて暗い雲だし。もしかしてあれって寄ってったら危ない奴?」

と悩んでいるところで一発あおられたので、あっさり狙いをアウト&リターンに変更。まずは一番遠そうな厚生年金会館へ。帰ってきた所でもう終わりかな・・・降りるつもりでいたらまたまた無欲が効いたのか上げなおし。雲の吸い上げも再度利用できたのでもう一回、今度は盲学校にアウト&リターン。さすがに指先が凍えてきたので帰りながら翼端折り、さらに360度を繰り返してLDへ。スパイラルってやっぱり覚えた方がいいのかな?

降りてから聞いて回ってみたけど、あれぐらいの雲なら普通に雲底までつけても良かったみたい。大体回りが晴れている=逃げる場所があったし。
そういった、「自分の判断に対する自信のなさ」も含めて、まだまだということでしょうか。

今回の成果:ゲイン+780m、1時間程度

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2008/1/26