中々良さそうな予報の丹沢。サーマルトップは1500～1700ｍで西基調。フライトプランとしては無理しない形での西方向、松田。予報では15時ごろに北西風が吹き込むが、地表付近はずっと南東なので、高度を落とせば大丈夫、とフライト前は思っていた。
ここの所サーマルの立ち上がりは11:30過ぎと遅く、結局12時テイクオフ。三の塔付近で1700mは取れるのでさっさと花立、鍋割と移って1900ｍ、ここまで来ると北西強風が強い。これで松田は余裕、と思っていたが少し高度が下がると南強風で一旦引き返す。牛首先端で上げ直し、新秦野ICまで行ってみると良い感じで上がり余裕で松田にタッチ。
- ログで見るとこのサーマルで上げている段階で高度1200mで北風。その前は同じような場所、高さで南風強風だったので、この時点で北西が入ってきていることに気づいてさっさと引き返すべきだった。
- サーマルが良く出ていてわかりにくかったが、これも北西がぶつかってきている予兆だったと思う。
LDに向かうもスピードが低く、北風か？と疑いLDの風を聞くと「南東強風だよー」。さらに進んでもやはり北風アゲインスト、LDから「西風入ってきたよー」。ここまでにLDしたメンバーは普通だったらしいが、LD上空900ｍで完全にアンコントローラブル。地表では南東風が秦野盆地に入ってきて暖まった空気で降りることもできず突き上げられ、上からは北西強風が吹き下ろして叩かれる。一時はツイストなりかけを手を突っ込んで阻止→続くダイブが何とか止めて心が折れかけていると、いきなり800→1200ｍまで持ち上げられて、LDに降りるのは断念。(この時低めにいたハングも相当悪かったらしい)。
まずは東田原に向かうがここは当然北西域。続いて秦野の東側、何度か降ろしている東名脇に向かうが、善波峠の付近で何度かサーマルあり、ここも荒れるかも？とちょっとビビりモード。スピードはまだフォローなので、だだっ広い畑が広がる鶴巻温泉の東まで流してLD。降りる間際にようやく南風になってくれた。
今回、振り返ってみるとやっぱり気づくのが遅かったと思う。何とか無事に降りられて良かった。
