2022, 4/10 パラ 二ツ森~中央アルプス

中央アルプスチャレンジは何年も前からACさんが実践している。2018年にも一度参加したが、この時はルートを間違えてしまい木曽川にはいり、結局木曽福島でLD。今回はしっかり中央アルプスに取りつきたいので、事前にルートを緩いタスクに設定して、XCTrackにセッティングした。


4/9は中央アルプスは無理だが二ッ森に、TOの風が不安で自分は取りやめたが、メンタル面での不安要素は少し減ったと思う。時間が余ったので苗木城址観光、中々良かった。

 

4/10、今回はACさん、KB君、J2でご一緒したKKさんに加え、岩屋のJリーガーが多数参加し心強い。二ツ森のTOはサイドの風になりやすいので、早めにテイクオフ(それでも10:50)。幸い今日は良い風が続き、サーマルも豊富で約10機で終結、1800mでいきなり谷渡り。通常であれば一旦付知に渡ってから南下するのだが、ACさんによると何とかなると事前説明あり。少し低くなったが、これだけ人が揃っていると適度にばらけてサーマルサーチ、上がる方向にシフトしていきあっさり上げ直す。そのまま1800~2000mを維持したまま伊勢山、南木曽岳をこなし摺古木山末端へ、ここが一番のポイントかも。

 

南木曽~摺古木山末端の間には谷間に牧場がありエスケープ可能。しかしこの先はエスケープなし・尾根がダラダラ・下層は風が吹き抜けやすいと、はまる要素が多い。実際に尾根上に降りて遭難手前になったケースもあり、きちんと上げて(2500m~がベスト)行くこと、と昨晩散々聞かされていた。最初の強い上げでACさん、KB君他先頭集団は突っ込んでいったが、自分は踏ん切りつかず、粘り続ける。そうこうしている内に下から上げてきたFFさん、MTさんと合流して強いサーマルで再び2350m、これで思い切って奥を目指す。幸いすぐに次のサーマルを捕まえ、その後もFFさんが枝尾根側の強いサーマルを見つけてくれたりで2800m。ここまでくると伊那谷側へも逃げられるので心強い。なお西側も遠いし谷底ではあるが、前回行った木曽川にはエスケープ出来そう。


いよいよ中央アルプス、だが最初のピークで良い上げがあり3600m、これでだいぶ余裕が出来た。機体も適度にばらけてしまったが、稜線上では適度にサーマルがある。ここも事前に強烈なサーマル/シンクと脅されていたが、意外にも穏やかな+2m/s程度の穏やかなサーマルで拍子抜け。徐々に雲が出てきたのでそれも参考にゆっくり進み、鳩吹のテイク/LDあたりで伊那谷をわたる。ここも事前ブリーフィングで伊那谷の中でサーマルあればそのまま八ヶ岳に行けそう、という作戦だったが、はっきりした上げはなく対岸に1600mほどで到着。緩やかな上げで1800mまで上がるがさらに山を越えるイメージが出来ず。そのまま谷を流していって辰野の手前でLD。

f:id:yyamada2020:20220416205133j:plain

(オレンジが自分。右上が八ヶ岳方向)

XContestのログを見ると分かるが、個々の地形は馬頭・黒羽あたりの山側に谷が切れ込んだ地形に似ている。→V字状の岬の上にしっかり乗って(もしくはもう少し踏み込んで)上に上がるサーマルを捕まえなければ次につながらない。ある程度観察して理解はしていたが、降った時に駅まで遠いし、とすでに終わりモードになってしまっていたのは否めない。先頭集団はきっちり上げて越えて行っているし、YAさんは谷側のなめているサーマルに乗った後、わざわざ正解ルートに戻って上げ直している。そこら辺がまだまだ、次回への課題といえるだろう。


ランディングはバラバラだったが、塩尻からの中央本線が2時間に1本のおかげ?で結局帰りも全員集合となり、フライトを振り返りながら無事中津川に戻り解散。その後帰りの深夜の高速でタイヤがバーストするという悲惨なアクシデントが待ち受けていたが・・・

二ツ森には下呂温泉アウト&リターンというもう一つ課題があり、中央アルプスもまたトライしたいので、今年のGWまでは 足尾のXC+七曲り・鳩吹・二ツ森周辺を狙いたい。

www.xcontest.org

f:id:yyamada2020:20220416204704j:plain

2022, 4/10 中央アルプス